L-フェニルアラニン


L-フェニルアラニンは、興奮性の神経伝達物質であるノンアドレナリンとドーパミンに転換され、精神を高揚させ、血圧を上昇させる作用があります。

L-フェニルアラニンは、わずかに苦味を呈するのに対して、その光学異性体のD-フェニルアラニンは強い甘味を呈する。そのため、人口甘味料アスパルテームの原料となっています。
アスパルテームは、食欲抑制効果があり、砂糖の180〜220倍の甘味があり、使用量が砂糖の200分の1ですむことから、ダイエットに用いられることがあります。

L-フェニルアラニンが多く含む食品としては、小麦胚芽、大豆、などがあります。

L-フェニルアラニンは、血圧を高くする作用があるため、妊娠中、あるいは授乳中の女性の方、高血圧や心臓病の人には適さない場合がありますので、サプリメント等で取り入れる場合は注意が必要です。

関連する病気
L-フェニルアラニンに関連する病気の中に、フェニルケトン尿症があります。
この病気の患者は、尿中にフェニルアラニンの代謝物であるフェニルピルビン酸を大量に排泄するので、この名前がつきました。

この患者は、肝臓のL-フェニルアラニン水酸化酵素が欠損しており、L-フェニルアラニンをL-チロシンに変換することができない。したがって、メラニン色素の原料であるL-チロシンが不足して色素産生が低下します。そして、血中にはL-フェニルアラニンが大量に蓄積します。そのため、この患者が通常の食事をしていると、皮膚の色が白く、また髪の毛が褐色化し、知能障害や精神障害が起こります。
 
ですので、人口甘味料アスパルテームは、フェニルケトン尿症の患者には危険です。


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